きんりんちゃわん ふくのじ
Tea Bowl with imbricate pattern
遠州流12世、故・小堀宗慶が平成元年(己巳)に絵付けしたウロコ模様の茶碗です。三角形が交互に重なるウロコ文はヘビ年のモチーフでもありますが、古くは魔よけの効能もあるとされました。宗慶氏は特にその筆と画を高く評価された茶人でもあり、ウロコ文、茶溜り部分の福の字も宗慶氏によるものです。茶碗の正面と裏に柔らかなくぼみがあるのも遠州流の茶碗によく見られる形です。大振りなのに、薄づくりで華奢な茶碗は綺麗さびの遠州流らしい道具といえそうです。
《備考》使用感もなくキレイです。一ヵ所ホツを修理した跡がありますが使用には問題ありません。
【商品番号】110A025
【作者】小堀宗慶筆、永寿作 【サイズ】径約12cm×高8.2cm
【季節】干支、正月など 【外装】共箱